三宅縫製所のミシン・上下送りとボックス総合送り
三宅縫製所のミシンです。
厚物の腕ミシンは2種類使っています。
どちらも日本製で、古いミシンです。
yakumoの681Lは、大釜・上下送りミシンで、
松江の中島製作所で作られていました。
だから、赤でNというマークが入っているのです。
初代は680Lでしたが、数年後にモデルチェンジして681Lに 変わりました。
基本構造は変わりませんが、部分的なパーツが変更されています。
設計も素材も造りも完璧すぎたため、経営が難しくなり、
今はJUKIが受け継ぎDSU144Nというモデルで生産しています。
現行パーツが使える上に質が高いので大変な人気の名機です。
実際に使っている人にしか分からないと思いますが、
安定感抜群で何とも繊細で丁寧な動きで縫ってくれます。
このミシンは上下送りで上下の送りが縫製物を掴んで送ってくれます。
総合送りの様に針が振らないので、カーブも綺麗です。
太糸対応と撚り戻り対策や張力安定のために現JUKI、144Nパーツの
第一糸調子というサブテンションや、マジックかけ、
送り傷対策の細目送り変更やトルクアップのための
モータープーリーサイズダウンなど、最高の状態に仕上げて使っています。
とにかく日本のすばらしいミシンです。
下の写真のSEIKOのミシンは主にテープ巻きにつかっています。
ボックス送り方式の総合送りなので、下送り性能が良いため、
力強く、中押さえ、針が全て同調して前後に動きます。
なのでテープ巻きなどの何層も重なった部分に強いミシンです。
- 2014.04.24 Thursday
- ミシン
- 13:25
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- by 三宅縫製所